最近、ちょろちょろと再び現場に出るようになり、ターンテーブルない現場が割とあることを受けてタイトル通り、機材環境の再検討に至りました。そのログを残しておこうかと思い、ブログを更新です。ちなみに大きなソリューションはなかった。でも備忘録のために以下について方法と課題を書いておきます。
TRAKTORのコントロールCDでの操作について
TRAKTOR+CDJ2000他(HIDモード)について
TRAKTOR+CDJ350(midiコントロールモード)について
新しく導入したMIDIコントローラについて
※①②が長くなりすぎたので別に書きます
その前につらつらと操作環境やら経緯を書きますが、流して読んで頂ければ幸いです。
TRAKTORについて(2.6→2.8.1)
基本的に最新版にするのは怖いので2.6あたりで止まっていましたが、この度アップデートさせました。と言っても最新の2.9まで行かず、2.8.1までです。(OSは10.8.5)
●アップロードした理由:CDJのHIDモードを使用するため(2.8.1以降対応)
●アップロードしない理由:最新版での誤作動にリスクを感じているため
うぃにゃんも言っているけれど、次にアップロードするまでには日本語検索が有効になっているといいなと切に思っています。
iTunesについて(10.6→最新版)
私はDJする際、TRAKTORの動作を軽くするため、iTunesから投げ込むスタイルでやっておりました。これだと日本語検索もできますしね。Macの場合は特に画面の切り替えが簡単なので割とおすすめです。ただしその分、iTunes整理についてはスマートプレイリストを駆使してのやり込みがマストになります。
バージョンについては、10.6で止めていました。
その理由としては、現行バージョンではできない【複数プレイリストを別ウィンドウでいくつも表示できる】機能があったからです。ただし、このバージョンではiTunesで曲が買えません。なので、この度ついにアップデートしてしまいました。(こちらは最新版)
使用機材について
●TRAKTOR PRO2(スクラッチ:コントロールバイナル)
●DICER
●AUDIO 6
です。よくあるやつです。DICERは自分でマッピングして、LOOP・CUE・一部FXに使用。
タンテがある現場ではなんら問題ないのですが、先月タンテない現場での出演があり、さすがにDICERだけでプレイできないので(厳密に言えば出来なくはないけれど)、過去に無駄に購入した機材から使えそうなのをピックアップして参戦しました。そのパターンを以下に記載しています。
使用機材について(タンテない現場)
●TRAKTOR PRO2(スクラッチ:コントロールなし)
●TRAKTOR X1(なつかしい!)
久々に使ったけどX1ちゃんめたくた便利でした・・・しかも最近新しいのが出ているようです。X1マーク2というらしい。ガンダムかよ。X2でいいのでは。
しかし、このセットだとJOGコントロールをするための機材が不在なので、SYNCで合わせるか、トラックの脇にある◁▷を長押しするしかないのでトテモ不安なんです。
先月の現場はこれで乗り切ってしまいましたが、今月以降のことを考えたのと、最近の機材事情を全然勉強できていなかったので現場にあるCDJでなんやかPCとできないか考えてみることにしました。ここからが本題です。
①TRAKTORのコントロールCDでの操作について
CDJとPCという組み合わせで考えたとき、まず最初に思いつくのは割と以前からあるコントロールCDを使う方法。あまりちゃんとやったことなかったので「あれ、そういえばTRAKTORってCDコントロールできるな。ちょっとやってみよう」となり、試行錯誤。やりかたは以下にありました。
TRAKTOR SCRATCH PRO 2 タイムコード・セットアップガイド for AUDIO 10 / 6
ターンテーブルの設定状態からやる場合、
TRAKTORを開いて【Preferences】→【Audio Setup】→【Audio device】でインターフェースが認識(私の場合はAudio 6)されていることを確認し、
その下の【Setting】を「phono」→「Line」へ変更する。(ここ忘れてて最初全然操作できなかった)
CDJのAudio OUTの赤白をインターフェースのIN(タンテの赤白をつなげていたところ)へつなぎます。コントロールCDも忘れずに入れてください。
これで完了です。
理論上どのCDJでもできますが、操作性は機材によってまちまちです。古い機材の現場では要注意な感じですね。2000常備ならまぁ大丈夫かなという感じです。
●CDJ350:PLAY/STOP→CUEでないとCUEが上書きされない。Tenpo Rangeボタンを入れておかないとBPM変えられないので注意。
●CDJ2000:基本快適(あまり出来てませんが)
私のケースですと、基本的に現場機材はCDJ2000が多いので、CDコントロール+X1でタンテとニアリーな環境を作ることができました。DICERでもいいんですけど、なんかDICERはタンテがないとカッコつかないという感じがするので。CDJ2000以外の状況は、家にあるCDJ350での感想を気が向いたら更新します。
さて続いては、
新しく(もないけど)導入されたHIDモードのセッティングログです。
②TRAKTOR+CDJ2000他(HIDモード)について
CDJコントロールの方法を検索した際に、上記に関する記事が散見されたのでせっかくなので試してみることに。簡単に言うとCDJをMIDIコンにする方法です。(※画像はセラートですが一緒です)
〇HIDモードとはCDJをTRAKTORのコントローラ+インターフェースとして使用できるモードのこと
〇HIDモードはTRAKTOR2.8.1以降で対応(CDJ側はファームウェア4.1以降?)
〇HIDモード対応CDJは900&NXS、2000&NXSです。
※やり方は公式サポートに書いてあります。
TRAKTOR PRO 2でパイオニア機器をAdvanced HIDコントロールする為の設定方法
USBケーブル刺す→インターフェースの設定→A,Bチャンネルに出力を振り分けます。
CDJ側のコントロール領域を設定→これでいじれますぎゅるぎゅR
秋葉原のスタジオノアは900nxsで揃っているので、試すのに良しです。爆音出すのたのしかった。
HIDモードがなんの略かも調べていませんが、CDJでTRAKTORを操作するという部分があるため、結局コントロールCDと何が違うのよ、となりそうなので違いを以下に羅列してみました。
【コントロールCDに対するHIDモードのメリット】
●コントローラだけじゃなく、インターフェースにもなる(インターフェース持ってかなくて良い)
●CDJのインターフェースなので、音が良い(場合が多い)
●MIDIモードなので、外部コントローラの再生などと干渉しない
【コントロールCDに対するHIDモードのデメリット】
〇CDJ900&NXSと2000&NXSに限られる
〇CDJでプレイする人の後の出番の場合、使用できない(後の人がCDJの場合はOK)
〇使用前にCDJをインターフェース設定する必要がある。(CDJとして使用している時はできない)
〇一部CDJ2000でPLAYボタンが正しく機能しない事例あり(※n数は1です)
というわけで、使用状況は限られる感じかと思います。
【前の人がCDJでない場合】 →HIDモードでプレイ
【前の人がCDJの場合】 →コントロールCDでプレイ
というのがいいかなぁと思いますが、事前に分かっている場合以外は結局インターフェースを持っていかないといけないので、それなら全てコントロールCDでもいいのでは。。。?という結論に至りました。
現場で使っている人みないのも頷けますね。ひとり会する人とかならいいのかな。。。
※ちなみに前の人がCDJでも片方ずつつなげば大丈夫なんじゃないの?と思うかもしれませんが、今のところ【インターフェースとして認識させる】→【TRAKTOR起動】→【Audio Setupで選択】というフローを取る必要があるため、出来なそうです。(起動中でも認識できるようになれば或は可能になると思います)。
某PIONEERの友人も言っていたので、間違いないと思います。
結局のところ。
会社にMIDIコンを持っていけないサラリーマンDJやせっかくやるならMIDIコンでちまっとやるより、クラブの機材を使ってプレイしたい、という人はいろいろやってみると楽しいです。やり方が一つしかないと、トラブルシューティングができないプレイヤーになってしまう気がします。あと楽しい。
いろいろやってみた結果、私はCDコントロールで対応していくかと思います笑 その過程で見つけた新しいMIDIコントローラもたずさえて、最適なプレイスタイルを模索できたらなぁって思っています。新しいMIDIコンについてもまた書きたいです。
いろいろやるのに参考リンク
ちなみにCDJをインターフェースに設定する方法(インターフェースを2つ設定する方法)については以下です。いろいろブログとかもめぐりましたが、今回は公式がわかりやすかったなー。
TRAKTORで2つのオーディオインターフェースを使用する方法
TRAKTOR SCRATCH PRO 2 タイムコード・セットアップガイド for AUDIO 10 / 6
RAKTOR PRO 2でパイオニア機器をAdvanced HIDコントロールする為の設定方法
2台のPioneer製CDJをTRAKTORのオーディインターフェースとして設定する方法
ご参考までに。